【梨なす】
【目次】
① 「梨なす」の由来
② 梨なすの特徴
③ 梨なすの食べ方
④ やなぎの「梨なす」
⑤ まとめ
【「梨なす」の由来】
梨なすは長岡野菜に指定されています。
梨なすは果物の梨のように皮がうすく、瑞々しくかったこと、形が洋ナシのような形だったことから名付けられたと考えられています。
昭和二十年ごろに長岡大島地区に泉州水茄子が栽培され、梨なすと名乗りました。昭和三十年ごろには三条の種屋さんが十全茄子によく似ていることから黒十全と付け、現在では梨なすといえば黒十全と思う人も多いようです。
長岡では梨なすと呼ばれ、新潟の西蒲区や三条、燕地域では黒十全、十全なす、巾着茄子、漬け茄子などとも言われています。
今では新潟県で栽培される茄子の品種も多く消費量も全国トップクラス。まさに「なす王国」です。
【梨なす特徴】
梨なすは小型で丸に近い短卵型をしており、果皮がうすく、瑞々く、果肉も柔らかいのか特徴です。水分を多く含んでおり、ギュッと握りしめると果汁がしたたり落ちるほどである。美味しい肉質を活かして、一夜漬けやからし漬けなどの漬け物として食べるのが最適。皮が非常に薄く、デリケートで、ほんの少しの摩擦でも傷になり、漬物に適ささなくなるので栽培も難しい。
【梨なすの食べ方】
果皮がうすく、瑞々く、果肉も柔らかいのか特徴を活かし、一夜漬けやからし漬けなどの漬け物として食べるのが最適です。特に浅漬は半生の状態で丸かじりするのが一番美味しい。
【やなぎの「梨なす」】
柳醸造では夏は「梨なすの浅漬」冬には「梨なすの黄金漬」そのほかにも梨なすを使ったお漬物を販売しております。
中でも夏限定(7月上旬~9月下旬)の「梨なすの浅漬」は皮が薄くて、ジューシー!やなぎの「梨なすの浅漬」を丸かじりすると柔らかな皮を破ってナスの旨みが口いっぱいにジュワ~っと!新潟の夏を名残惜しんで 新潟の夏の風物詩、夏はこれを食べずにはいられない漬物です。
冬の「梨なすの黄金漬」は、今までにないジューシーな粕漬!酒処、新潟の自慢の酒粕を使い、「梨茄子」をじっくり漬け込みました。浅漬けとは異なり、梨なすのほんのりした甘さの中に 酒粕の豊かな香りが感じられる大人の味です。
梨なすは皮が薄く、実が柔らかいため粕漬にするのには苦労しました。試行錯誤を重ね、完成したのが「梨なすの黄金漬」です。
出来たばかりの梨なすはひすい色にであっさりとした粕漬になり、時間がたつにつれ、梨なすは黄金色へと変化します。黄金色の梨なすは酒粕の旨みを充分に含み、美味しい粕漬になっています。
その他にも「梨なすの辛子漬」「梨なすのたまり漬」などを製造しています。
【まとめ】
今回の記事では「梨なす」の由来から食べ方までをご紹介させていただきました。梨なすは地域や文化により時代とともに変化してきました。果皮がうすく、瑞々く、果肉も柔らかいのか特徴を活かし、漬物か最適だということがわかりました。
今回分かったことを踏まえて「梨なす」の特徴を活かした漬物を製造していこうと思います。
今回紹介した「梨なすの漬物」はオンラインショップでも購入いただけます。